Citys Spring、すばとす説



0.Citys Springとすばとす

 0-1.Citys Springとは

 東方ダンマクカグラ(以下ダンカグ)の譜面製作者の一人。20曲96譜面を担当。

 マツヨイナイトバグ、 BURN IN HELLなどを始め、高難易度を中心に数々の譜面を仕上げた。譜面作りが上手い

 

 0-2.すばとすとは

 D4DJ Groovy Mix(以下グルミク)の譜面製作者の一人。

 恋色マスタースパーク(DJ Genki Remix)、Falsum Atlantis.等、高難易度を中心にほとんどの譜面に関わっている。譜面作りが上手い。

 

*1

 今回はこの二人の同一人物説について検証していきます。

 

1.製作者名義に関する共通点

 ダンカグファンの間では、Citys Springさんのことを直訳して「としはる」と呼んでいます。

 はる…………はる!?!?!?

 

 

*2

 

 

 また、Citys Springはゴママヨですが、悪魔合体してCitys Subatos Springになると二項ゴママヨになるのでオススメです。

 

2.時期で見る採譜回数

 2-1.2021年8月4日~2021年10月31日

Citys Spring:7曲35譜面

すばとす:20曲79譜面

 この時期といえば、ダンカグはついにサービス開始した!という段階で、マツヨイナイトバグの譜面に苦しめられていたプレイヤーが多くいたと思われます。

 またグルミクでは、ミルグラム楽曲コラボ、プリレタコラボ、ナナシス曲追加、グルコス楽曲コラボ前半、アニサマコラボ、東方アレンジ第2弾、そして1周年記念とイベント盛りだくさんでした。

 

*3

 この時期のグルミクはそもそもの曲追加が多すぎて、すばとすさんに限らず、譜面チーム全員がかなりの数手掛けていた印象があります。

 ダンカグも始まったばかりということもあり、初期メンバーは全員5譜面以上書いていました。

 

 同一人物だとしたら、4か月足らず100譜面以上作っていることになります*4。本来ならここで説の立証を諦めるでしょう。

 しかしちょっとまて。ここで0-2でご紹介した、2021年2月23日のツイートをご覧ください。

 グルミクのサービス開始は2020年10月25日、4か月で400譜面。1か月あたり100譜面…………。

 

 ????????????????????????

 

 2-2.2021年11月1日~2022年1月31日

Citys Spring:4曲20譜面

すばとす:10曲40譜面

 前シーズンの繁忙期は落ち着いて、どちらものびのびと譜面を書いていらっしゃることが伝わります。11月にはグルコスコラボ後半戦で「BUCHiGiRE Burserker」がEXPERT15で、12月のクリスマスシーズンはmerm4idのオリジナルソング「HOLY WORRY」がEXPER14+で、ダンカグでは1月末に「悪戯センセーション」がLUNATIC28で追加されています。

 すばとすさんは月1で高難易度譜面を書かないと死ぬ病気にかかっているので、1月中に消化した高難易度が悪戯センセーションだとすると辻褄が合います。

 

 2-3.2022年2月1日~2022年4月30日

Citys Spring:3曲13譜面

すばとす:13曲52譜面

 グルミクではBMS楽曲移植、ゲキチュウマイコラボ、グルミク杯の開催によって、最高難易度のEXPERT15が倍以上に増えており、そのほとんどにすばとすさんは関わっています。

 ダンカグもマツヨイ以来2つ目の29が追加されるなどありましたが、そちらはCitys SpringさんではなくL.S.D.Fさんでした。

 

 2-4.2022年5月1日~2022年7月31日

Citys Spring:4曲20譜面

すばとす:21曲81譜面

 ダンカグは3つ目のLUNATIC29、BURN IN HELLをCitys Springさんが手掛け、また7月31日に出たKarma D-LiveはLUNATIC28でありながら29に片足突っ込んでると言われています。そして7月の中盤、ダンカグのサ終が発表されたことは、記憶に新しいと思います。

 グルミクではグルミク杯決勝リミックス曲が2曲、どちらもEXPERT15で実装され、オリジナル楽曲の14+も2つ、さらにGUILTY GEARコラボで1曲14+が実装されました。合計5つの高難易度全てにすばとすさんは関わっています。

 

 2-5.2022年8月1日~2022年10月28日

Citys Spring:2曲8譜面

すばとす:25曲100譜面

 この時ダンカグは、ド派手なフィナーレを飾ろうと、楽曲追加を毎日のように行っていました。が、その間にCitys Springさんが携わった譜面は、2曲8譜面のみ。

 

 一方グルミクは2周年を迎えるということで、これまた激しい曲追加ラッシュがありました。その間に「グルミク譜面チーム」名義の譜面が多く実装されたり、「SubaRyo」という謎の人物も出ていたりしたので、25曲以上関わっている可能性も考えられます。

 

 ダンカグがサ終するから、グルミク一本に移行したのかもしれませんね。

 

3.配置の類似点

 この話が一番したかった。

 この話をするにあたって、ダンカグwikiさんを参考にさせてもらいました。*5

 

 3-1.中心レーンを使った交互3連

 

 ダンカグ:BURN IN HELL

 

 

 グルミク: Let's do the 'Big-Bang!' EG NURemix

 

 他の譜面製作者もやる配置ではありますが、高難易度高BPMなところがミソ

 他の譜面製作者の主張的には「交互押しはむずかしいから技術!」なのに対して、この二人は「交互で押せるから物量!」と主張してきているような、そんな印象を受けます。

 また他の譜面製作者だと、入りの手を統一するために、一打だけ中心レーンから外すような配置がよく見受けられますが、この二人は3連は基本同じレーンに置きたがります。◎_〇〇〇_◎ みたいな配置が好き。

 これに限らずBig-Bang!とBURN IN HELLは配置的に近いものがあるので、見比べてみると面白いかもしれません。

 

 3-2.1,7のアクセント

 Citys Springさんは奇数レーン*6を多用しがちで、特に両端の1,7レーンを使う傾向にあります。

 ダンカグはレーンがかなり広く、基本的に2,6などでワンクッションつけてから1,7に飛ばすような配置を、他の譜面製作者は採用しがちですが、Citys Springさんは1→4、7→4といった配置を平然とやります。これだけ聞くと、めっちゃ理不尽な移動!って思いそうですが、なぜかかなり自然な手運びができます。

 こういう動き、どこか懐かしいんだよなあ…………と思い、1,7レーンをグルミクのスクラッチノーツに置き換えてみると*7、よりアクセントとして際立って「本来ここはスクラッチノーツだったんじゃないか?」と思わせるような何かが存在しています。

 

 3-3.同じ方向にスライド

ダンカグ:Starlight Dance Floor

 

グルミク:Get into the Abyssmare

 

 八の字スライドのような「外へ内へ」といった動きよりも、「右へ左へ」と表現した方が正しいような、そんなスライドの使い方。 Citys Springさんは、よくこれをやられています。

 そして最近グルミクに実装された"動くロング"の新ギミック。あくまで個人の見解ですが、この配置は「赤ホールド中はロングを動かさずに、スライダーと一緒に動かす」のが想定運指なんじゃないかなと考えています。

 

 3-4.ゆけむり魂温泉Ⅱの、D4DJ Groovy Mix地帯

 

 

はい。

 

 

4.結論

 おそらく企業に所属しているすばとすさんが、その技術力を他のところで流用したとなると情報漏洩とかそういう話になってきそうなのでないと思います。

 「譜面あまり作ってない時期とダンカグのサービス時期が重なっている」みたいな話も、以前と比較してあまり作ってないというだけで十分以上に作っているので、気のせいです。

 

 同一人物はなくても、仲のいい譜面製作仲間くらいならあるのではないでしょうか。東京譜面専門学校の同期で、卒業してから新卒でお互い別々の会社に就職、オフの日は一緒にApexやってるとか、そういう関係くらいはあると思います。

 

 ダンカグが終わってしまって悲しい、あのCitys Springさんの譜面をまた遊びたい…………そんなダンカグァー*8の皆さん、ぜひともD4DJ Groovy Mixを遊びませんか?

 

 何の話?

*1:2021年2月23日時点で400譜面なので、現在は少なくともその倍は作っていると思われます。

*2:としんのはるってワケ

*3:10日連続ではなく、16日連続だったそうです。

*4:譜面の納品時期と実装時期は必ずしも被らないですが、ここでは考慮せずに話を進めています

*5:

danmakuwiki.com

*6:レーンに左から順番を振っています。奇数レーンは左から数えて1,3,5,7番目のレーンを示しています。

*7:実際は置き換えるというより、1,7レーンで斜めに擦るような動きをしてプレー感を確かめました

*8:ダンカグをやっている人。カグラーともいう