【深イイ話】創作譜面で、"悪くない"譜面を書こう【ダンカグライク】

こんばんは。すはろい こと 燕依 こと 酢酸 こと いろはす こと 黒川あかね こと 阿良川あかねです。

最近、「俺は黒川あかねだが……?」って言いながらあかね囃を読み始めましたんですけど、これが私の中でかなりキてます。

ジャンプで芸能モノというと、今は亡きアクタージュが思い起こされますが、両作品キャラクターが立っていて、舞台に立った時の「強み」が違うところが、スポ根モノに通じるところがあってアツいんですよね。

malody 4Kの採譜コンテストを開いているのですが、そのコンテスト名も「可楽杯」にしようかと思ったくらいです。さすがにやめました。

 

漫画を読む以外の趣味というと、最近は創作譜面をいっぱい書いてます。

特に今一番書いているのが、ダンカグライクです。

dankag-like.web.app

 

本記事では、ダンカグライクでの採譜に関して持論を書いていきます。

8割自分用メモですので、あまり過剰に気になさらないでください。

よろしくお願いします。

 

 

本題

はじめに

創作譜面を書くよーってなった時に、まず曲を決めて「このフレーズにこういう配置を置きたい」みたいな"キメ"の部分があると思います。

反面、それ以外の配置が思いつかず、惰性でノーツを置いてしまって、単調な配置から局所難が始まるな~とか、譜面がとっ散らかってるなあとか、そういう悩みがある人も多いと思います。

 

今回のターゲットはそんな「惰性ゾーン」です。

書きたい部分以外を惰性で置いて、書きたい部分が浮いてしまい、自然につなげることができない……そんな悩みを解決することを目的としています。

 

誤解がないようにあらかじめ伝えておきますが、キメの部分は、書きたいものを100%書くべきです。譜面製作者さんのオリジナリティ溢れる配置が、「悪くない」譜面から「いい」譜面にする、必要なピースだと考えています。

これを念頭に置いた上で読み進めてもらえると幸いです。

 

また、数字+レーン という、一部の人しか聞き馴染みのない言葉が出てくるかと思いますが、左から順番に1,2,3,~7 とレーンに番号を振っている と覚えておいてください。

 

 

構成の話

全体を見た時の難易度感とかの話です。いくつか紹介しますが、これは好きなのを選ぶというよりも曲への寄り添いが必要だと思いますので、いろいろ吟味してみてください。

パターン1.徐々に難しくなっていく

一番王道だと思います。イントロから徐々にギアを上げていく、サビで難しい配置が降ってきて終了。

細かく分けると、サビ前で一回落ち着くパターンとか、サビが終わってアウトロも難しくするか、ウィニングランにするか……みたいな分岐もありますが、楽曲と相談しましょう。

パターン2.前半に難所を置く

個人的に好きなのがこれです。具体的に言うと、前半はリズム難やギミック難といった「神経すり減らす系の難所」で、後半が「動きをつけた豪快かつ取りやすい配置」であるといいと思っています。

物語におけるカタルシスのように、前半ですり減らした神経を、後半の派手な動きで回復していく みたいな流れって意外と気持ちよくなれるんですよね。

あとは単純に、前半と後半でやることが変わるから、配置がずっと一緒で飽きるみたいなことはなくなります。

この構成で印象に残っているのが、ゲキチュウマイの譜面製作者écologieさんです。体感8割くらいこの構成で書かれていると思いますので、機会があればこの構成に注目してプレーしてみてください。

パターン3.パートごとに展開を変える

イントロは激しい音取り、Aメロは動きを大きく、Bメロは静かめで裏の音を強調、サビからは歌詞の音を取っていく みたいな、パートごとにやることをガラリと変えるスタイルです。

トリッキーな楽曲なら、「一貫性がない」ことがむしろマッチしていい感じになると思いますし、「この曲は歌詞もいいんだけど裏で鳴ってる音もシャレオツでいいんだよ!!」みたいな魅力を伝える手段として全然アリだと思います。パターン2でも言ったように、飽きが来ないというメリットもありますが、受け手によっては一貫性のなさの方が目についてしまうので一長一短ではありますが。

パターン4.常に一定

ところで皆さんパッケージvol.3に収録されてる「Last danceR」はプレーしましたか。

1曲全部通した時に、「めちゃくちゃ指を動かされた!」という印象を持ち、全体のイメージがなぞる動作で統一されているにも拘わらず、やってる最中は指同士の間隔が狭まったり、広くなったり、その微量の変化に不安定さを覚えます。その不安定さがホラーチックな楽曲とマッチしているのが、100点満点中500000000000000000000000000000000000000点くらいある。

これが常に一定の構成の模範解答だと勝手に思っていますが、同じものを書けと言われても私は絶対作れないです。それくらいセンス力が問われるような構成だという風に考えています。いつかこういう譜面作ってみたいね

 

 

気を付けてる配置の話

政治思想

いわゆる右翼配置、左翼配置ってやつです。

右手を左に持っていく(あるいはその逆)は、それこそキメの部分でかっこよく活かせればいいんですが、無意識に使ってしまうと危険だと考えています。僕は政治の話でFFと喧嘩したくはないので、できるだけバランスよく置いてます。

バランスよくを具体的に言うと、左手で叩く想定のノーツは1,2,3レーン、右手で叩く想定のノーツは5,6,7レーンに置きます。

左右バランスもちょうどよくなるし、1,7レーンなんかを上手く使えば、プレイヤーの視野が広々となって、壮大な印象を受けるかと思います。

4レーン(真ん中)のロングノーツ

左右の話をした後は中心の話です。

中心レーンにロングノーツは基本使わないに越したことはないと思いますが、、、。

使うのであれば、始点と同時押しになるところに何か1ノーツ置きます。(直前にロングノーツを置いて、その終点と始点を合わせると自然でいいかも)

ダンカグのロングノーツは横にスライドするので、例えば4レーン→2レーンに移動するようなロングノーツを、うっかり右手で取ってしまうと、交差して余計なストレスを与えてしまいます。そのため、同時押しに何かもう1ノーツを置く、あるいは4レーンを使わない工夫が必要だと思います。

 

こういう、どっちの手で処理すればいいか分からないみたいなのを「手順難」なんて言ったりします。2レーン,4レーン,4レーン,6レーンの交互押し(ゴママヨ配置)なんかは代表的な手順難ですね。

上手く使えば「見た目以上に難しい」だったり「慣れたら簡単」だったり、いろいろ新鮮な気持ちを与えられると思うので、使いどころには気を遣っています。

 

隣接レーンの同時押し

3レーン、4レーンの同時押しみたいなことです。ロングが絡むと判定が吸い込まれるみたいな話もありますが、どちらかというと視認性の問題で私は基本使いません。

急に自分語りが入るんですけど、私はノーツサイズを150%でプレーしてます。この状態で、隣接レーンの同時押しが降ってくると、半分くらいノーツが被って見えません。

「それはお前の設定が悪いだけじゃないか!」みたいに言われそうですけど、豆粒みたいなノーツでプレーしてる人でもいない限り、隣接同時は基本視認性に優れていません。

スマホとかの小さい端末だと指同士がぶつかるような事故も起こりそうで、無駄にストレスを与えてしまいそうです。(自分はipadなので分かりませんが)

 

 

"悪くない"配置の話

さて、非推奨の配置の話をしてきたところで、本題の「こうしておけばまあ滑ることはないだろう」という悪くない配置の話をします。

いくつか配置例をあげるので、手癖置きそうになって躓いてたら、この中から2,3パターンくらい、曲に合いそうなものを持っていくといいかもしれません。

主旋律音階合わせ

これに関しては、プロの方が解説なさっている記事があるので、こちらぜひ読んでください。

 

goworkship.com

たとえば、「ドミソミド」という音があったとします。一度上がって下がる音階なのに、ノートが階段状に配置されていたら、ちょっと腑に落ちない感じがしますよね。「本当にこの音を叩いてるのか?」って不安になるというか。そういったことを考えたり、前後のフレーズを考えながら総合的にノートを配置していきます。

 

ただこれは、2本指スマホ音ゲーという前提のあるダンカグのシステムとはたまに合わなくなることもあります。Re:Unknwon Xって誰のこと?

ピアノソロとか、とにかくメロディの音が強い時に、仕方ないから使ってあげる くらいの心持ちで付き合うのがいいと思います。

打楽器は、叩く

ドラムの音に黄色タップを置くと、キモチイです。

8分や16分に置くのもよし、メロディも取りながら4分を加えて混フレっぽくしたりするのもあり。余裕があれば取っておくに越したことはないと思います。

配置に迷ったらドラムの叩き順なんかを参考にしてもいいかもしれません。虹夏ちゃんを凝視しましょう。

奇数レーンの活用

1,3,5,7レーンを使った配置のことです。2,3,5,6レーンを使う配置だと、2,3を左手、5,6を右手で処理すると思いますが、左右の指の移動が1レーンに収まっちゃうんですよね。

また、奇数レーンを使えば、各レーン等間隔になって、意外と見映えがいいです。お試しあれ

長距離移動ロングは、楽しい

グルミクというゲームをかなり遊んでいたので、ロングノーツに求める動きの1つに「フェーダーを動かす」みたいなところもあって、音の大小でロングの移動距離を決めてたりします。

「ワーーーーー!」って大きい音が伸びてる時は5→7まで動かして、逆に小さく透き通るような音の時はロングを同じレーンに固定したり……と。1レーンずつ流していく手法と上手く組み合わせると単調な印象は払しょくできると思います。

ロングを同方向に進める

ロングを2本以上扱う場面で、「右に進む」「左に進む」って考え方があるとより幅が広がると考えています。

同じフレーズが4回以上続く時、ありがちなのは、内側へ、内側へ(ミラー)、外側へ、外側へ(ミラー)みたいな配置で、若干変わり映えに欠けてしまうところがネックですが

内側へ、外側へ、右へ、左へ、みたいな動きをそれぞれやると、譜面に変化も出て退屈させることはないかと思います。

 

また、同じ方向に指を動かすことによって、目線も自然とそちらを追うため、次の手順に繋ぎやすい汎用配置としてのポテンシャルも高く、「キメの部分と繋げる」という目的に沿う配置でもあります。

混フレファジーノーツ

これもグルミクというゲーム出身のクセ出てると思います。

ノーマルタップやロングに、単音のファジーを織り交ぜると、良い感じにSEがバラバラで「混フレ!!!」って感じがして楽しいです。太鼓の達人で例えるならノーマルがドンでファジーがカッになるような配置です。

ファジーはなぞる動きももちろんだけど「叩いても楽しい」 この2種類の処理の楽しさに違いを出せたら、味気ないとかつまらないみたいな印象は絶対抱かなくなると思います。

 

 

終わりに

こういうのあんまりないよな と思い至って書いてみました。

偉そうに書いてるけど自分もまだまだですし、いろんな方からいい刺激を貰っています。今後とも頑張っていきます。

頑張っていくので、創作譜面見てってください!!億バズして1譜面ごとに5000万くらい収入はいるのが将来の目標です。よろしくお願いします。

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アディオス!